浦本修充、セパン8時間耐久で切れ味抜群の走りを見せる

Published On 12/23/2019 | 2 Wheels, Naomichi Uramoto, Speed of Japan News

浦本修充は12月13日-15日、マレーシア・セパンインターナショナルサーキットで開催される2019-2020 FIM世界耐久ロードレース選手権(EWC)第2戦、セパン8時間耐久レースに参戦をした浦本修充。マシントラブルにより総合43位と不本意な結果と終わったが、浦本は抜群の走りを見せた。

浦本にとっては開幕戦に続き連続参戦となった世界耐久ロードレース選手権。その舞台となったのは常夏のマレーシアにあり、2輪4輪の世界選手権が開催されて来たセパン・インターナショナル・サーキット(全長5.543km)。チームは開幕戦に続き、浦本がESBKスペインスーパーバイク選手権で参戦しているSUZUKI JEG-KAGAYAMA。チームメイトには、開幕戦に続きグレゴリー・ルブランと今季TK SUZUKI BLUE MAXからJSB1000に参戦をした津田拓也という強力なラインナップを得ての参戦となった。

今回のセパン戦はEWCの他に4輪のFIA世界ツーリングカーカップ(WTCR)が同時開催され、世界でも稀をみる世界選手権2&4の開催となった。水曜日と木曜日にEWC、金曜日にWTCR、土曜日にEWC、日曜日にWTCRと変則的なスケジュールになったため、1日のセッション数が普段よりも多くなり、選手たちはその調整にも苦労した。

チームにとっても、津田を除くライダーたちも初のセパン。なにもデータがないところからのスタートとなったが、そのデータを収集する予定だった水曜日のプライベートテスト日はドライで走れたのはほんの数週。ぶっつけ本番とも言える状況で金曜日の公式予選を迎えた。それでも浦本は予選2回ともに、二人のチームメイトよりも1秒速い, 2’07秒台中盤タイムで走行。両予選をグループ11番手で終えた。チームのライダーのアベレージで決まる予選結果は2’08.283で予選15番手からスタートなった。

予選から1日をおいて迎えた決勝日。この日はセパン地方は雨の予報。その予報は的中し、午前中は雨が降ったり止んだりと難しいコースコンディション。午前中行われたウォームアップセッションはフルウェットでセッションがはじまり、徐々に乾いて行くコンディションとなった。

決勝開始時刻の13:00。セパンには雨が降り続け、コースはフルウェットだったが、レースはできる状況であった。しかし、サイティングラップが開始する頃に雨脚は強くなり、危険と判断され、スタートディレイ。そのまま赤旗とスタートとなり、波乱のレーススタートとなった。この赤旗は2時間続き、ようやくレースはセーフティカー先導でのイエロースタート。この状態が30分続いたが、雨脚は衰えることがなく、レースは再度赤旗中断となった。

この2回目の中断は長引き、レースがようやく再開したのは18:00すぎ。レースは3時間の耐久レースとなった。そこでチームがとった作戦が浦本の3連続スティント。その理由としては浦本が3名のライダーの中でウェットでも一番速いことと、悪コンディション、しかもこれから暗くなって行くなかで、ライダー交代した場合、そのライダーがコンディションに慣れるまでのタイムロスを防ぐため。

予選15番からスタートした浦本はスタート直後はコースを確認するかように走行をした。10周目にはペースを掴み、そこからの快進撃が始まる。11周目に4台を抜き10番手に上がると、全体でも最速のラップタイムを出しながら、順位をあげて行く。翌周にはさらに3台を抜き7番手。14周目には6番手、16周目には5番手と順調に順位をあげて行った。そして19周目にはとうとう3番手まであがり、表彰台を射程圏内に入れた。そして28周目には2番手に上る。33周目終了時にピットイン。コース復帰した時は5番手に落ちるが、そこからまた着実の順位を上げ、再度2位まで順位をあげた。

レースも残り1時間。ピットは最後のピットインの準備していた。ピットインまで残り2周のところで、悪夢が浦本を襲う。急にマシンにパワーが入らなくなり、マシンはコース上にストップ。どうにかマシンをピットまで戻し、ライダーをルブランに交代してコース復帰したが、トップから11周遅れの43位でレースを終えた。

2019-2020 FIM Endurance World Championship
Round 2 | 8 Hours of Sepang
#71 SUZUKI JEG-KAGAYAMA リザルト

公式予選
ライダーブルー | グレゴリー・ルブラン 2’08.652
ライダーイエロー | 浦本修充 2’07.556
ライダーレッド | 津田拓也 2’08.641
チームアベレージ: 2’08.283 予選15番手

決勝  69周 43位完走

浦本修充
「とても悔しいの一言です。ドライの中でもウェットの中でも自身はありましたが、いい走りを今年最後のレースで見せることができ、良かったです。自分を信用してすべてを任せてくれたチーム、そしてチームメイトのグレッグと拓也さんに心からお礼申し上げます。」