清成龍一、オールトンパークでダブルウィンを達成

Published On 08/11/2014 | 2 Wheels, Ryuichi Kiyonari, Speed of Japan News

Kiyo@2014 BSB Rd7
~Speed of Japan公式メディアリリース~

清成龍一 2014年ブリティッシュスーパーバイク選手権シリーズ第7戦レポート
2014 MCE Insurance British Superbike in association with Pirelli Round 7

開催地:オールトンパーク(4.332km)
開催日/初日:8月8日(金)予選/決勝:8月9日(土)決勝:8月10日(日)
天候/初日:晴れ・ドライ 予選: 晴れ・ドライ 決勝:曇り・ハーフウェット/ドライ
#23 清成龍一(Buildbase BMW/BMW S1000RR)

<予選>10番手 ベストタイム 1’36.218(Q2)
<決勝レース1> 1位 ベストタイム 1’35.984
<決勝レース2> 1位 ベストタイム 1’36.300
<決勝レース3> 4位 ベストタイム 1’36.002(ファステスト)
<ランキング> 3位 202ポイント/表彰台ポイント 3位 25ポイント

Kiyo@2014 BSB Rd72周連続の開催となったブリティッシュスーパーバイク選手権シリーズ(BSB)。戦いの舞台は今季2回目の開催となるオールトンパーク(全長4.332km)。清成龍一はここで通算45勝中9勝をしており、開催サーキットの中で最も優勝回数の多いサーキットと同時にこのサーキットでの優勝回数歴代1位のライダーでもある。

前戦、苦手のスラクストンで2レース連続表彰台に立った清成だが、優勝しか考えていない清成にとっては不満の残るレース。トリプルヘッダーで開催されるここオールトンパークでは優勝を狙うと同時に表彰台ポイントも稼ぎたい。BSBではザ・ショーダウンというシステムを採用している。これは第9戦終了時でのランキング上位6名が進出。第10戦からこの6名はそれまでのポイントが関係なく、500ポイントで並び、これに表彰台ポイントを加え、シーズン最後の3戦でタイトル争いをするBSB独自のシステム。清成はこのザ・ショーダウンに進出した場合のことを考え、表彰台ポイントを稼ぐことが重要だが、彼には「優勝」の二文字しか眼中にはなかった。

初日から好調の清成は2日目行われた公式予選でも好調を維持。Q1では清成が周回した全ラップが2番手タイムを上回り、トップでQ2に進出。Q2でもスタート直後から好タイムを出し、3番手についてた。だが、ここで清成はブリトンズコーナーでフロントが切れ込み転倒。このセッションが終わるまで、コースサイドでの待機となった。セッションが終了すると同時にマシンと清成はピットまで戻り、チームが懸命にマシンの修復をし、8分間のQ3で残り1分40秒のところでコースイン。だが、チェッカーに間に合わず、Q3はノータイムとなり、決勝レースを予選10番グリッドからスタートする事になった。

Kiyo@2014 BSB Rd7予選の数時間後に開催された決勝レース1。チームはレース開始までに完璧にマシンを修復してた。清成はまずまずのスタートを切ると、着実に一台一台を捕え、順位を上げて行き、レースの折り返し地点で3番手まで上げることに成功。そこから、現ポイントリーダーのシェーン・バーン(Kawasaki)とのバトルが数周続いた。バーンを抜くと、清成は一気にレースリーダーだったジョッシュ・ブルックス(Yamaha)に追いつき、残り5周のところでトップに。そこから、ブルックスが巻き返しを図り、差を詰めるが、清成が0.496秒の差をつけて逃げ切り、4列目からの優勝を果たした。

レースウィーク最終日は前日の快晴からうってかわり、雨が降っては止んでの最悪のコンディション。そんな中で決勝レース2がスタートした。雨は止んでいたが、直前までの雨でウェット宣言がされたが、コースはすでに乾き出していた。このままではレース中盤には完璧なドライになると判断した清成はタイヤ前後ともスリックを選択。フロントローの他のふたりも同じ選択をし、2列目のライダー全員がリアがスリック、フロントがインターミディエートを選択し、注目はこの選択がどう影響するかに集まった。

Kiyo@2014 BSB Rd7このレースを2番グリッドからスタートした清成はポールシッターのジョッシュ・ブルックス(Yamaha)の背後にピタリとつけた。ライン上はドライになっていたが、ラインを外せばまだ路面は濡れており、ラインを外して、抜くことを試みることは高いリスクが伴うことになる。清成はトップにピタリとつきコースが乾くのを待っていた。そしてそのチャンスが訪れた8周目に清成はトップに立つ。2番手に落ちたブルックスがそこから挽回を図ろうとするが、清成はそれを許さず、そのままトップでチェッカーを受け、ダブルウィンを達成した。

同日の夕方に開催された決勝レース3。今度はコースはドライだったものの、厚い雲がサーキットを覆い、いつ雨が降り出してもおかしくない状況でのレースとなった。トリプルウィンを狙う清成はこのレースも2番グリッドからのスタートだった。スタートで少し出遅れた清成は第1コーナーで4番手に落ちる。前にはスタートダッシュを決めたスチュアート・イーストン(Kawasaki)がいた。コーナリングではイーストンに勝るとも、ストレートでは速さを見せていたイーストンを抜くのに苦労した清成。それでも清成は無理をしてイーストンを抜くが、オーバースピード気味で逆にイーストン、そして5番手にいたダン・リンフット(Kawasaki)に抜かれ5番手に落ちる。リンフットがイーストンを抜き3番手に上がると、ふたたび清成はイーストンとのバトルを展開。この間にトップ3は逃げて行く展開になった。そしてレース終盤、やっとのことでイーストンを抜いた清成は、ここから怒濤の追い上げを見せる。残り3周のところで3番手のリンフットに6秒近く離されていた清成だったが、レースのファステストをマークして追い上げる。だが、無情にも追いついたところでチェッカー。リンフットに0.125秒及ばず4位でこのレースを終えた。

清成はランキング3位を維持。獲得ポイントを202まで伸ばした。8月23日~25日、カドウェルパークで開催されるシリーズ第8戦の決勝レース1終了時点でランキング7位のライダーに76ポイント以上差をつければ、ザ・ショーダウンが確定する。

清成龍一
ダブルウィンが出来たことはとても嬉しいです。オールトンパークは得意なコースなので、勝てたことは本当に嬉しいです。土曜日のレースはとても暑く、湿度も高い中でのレースになり、今日は不安定な天候との戦いになりました。昨晩は明日もし雨が強かったら帰ろう(笑)と思っていたので、勝ててよかったです。レース3はジョッシュ(ブルックス)が速くて、捕えることができなかったのにはがっかりですが、いい週末になったと思います。

(all photos by doublered)

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