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玉田誠「レースに勝って当たり前なんてない」

August 20th, 2014

Tamada vs Fujiwara
玉田誠がオートポリスで開催された2014 Petronas アジアロードレース選手権(ARRC)第3戦の決勝レース2で優勝をした。この優勝は藤原克昭選手(Kawasaki)のオートポリスでの連勝記録を「6」で止める優勝でもあった…..

オートポリスは藤原選手が所属するKawasakiのホームコース。彼がアジアで乗るKawasaki ZX-6Rはオートポリスで開発されたと言っても過言ではない。だから、「勝って当たり前」と言われていた。そして藤原選手は2011年の決勝レース2から今季の決勝レース1 まで3年に渡り、藤原選手はその「優勝」を誰にも渡さなかった。

R12_Thurs_Kawasaki_5358玉田が昨年、ARRCに参戦するまでは、玉田と藤原選手は実は一緒のレースに出た事がほとんどない。唯一、同じレースに出場したのは1998年の鈴鹿8耐のみだった。だが、近い年齢(藤原選手が2歳年上)やプライベートでも仲が良いふたり。玉田が2008年と2009年にワールドスーパーバイクにKawasakiから参戦した時、藤原選手は同じKawasakiからワールドスーパースポーツに参戦をしていた。同じメーカー、そして同時開催と言うこともあり、レースウィークになればお互いのモーターホームを行ったり来たり。テストやレースの合間だったカタールやフィリップアイランドで一緒に過ごしたりもした。

Tamada and Fujiwaraそんな玉田がARRCに昨季から参戦。玉田は参戦が決まった時から照準を藤原選手に合わせていた。どうすれば、藤原選手に勝てるか。自分でなければ、どうするば、チームメイトが勝てるか。なにがあっても、藤原選手の前でフィニッシュをしたい。それが玉田の目標である。藤原選手を倒さずとして、チャンピオンはなく、藤原選手を倒さずとして、Hondaのシリーズタイトル獲得はないと思っている。それは藤原選手がシリーズの中で最強のライバルだと言うことだからもそうだが、それは「友」として、彼にどうしても負けたくないからだと思う。

玉田は「レースに勝って当たり前なんてない」と言っていた。いくらオートポリスでも絶対に藤原選手が勝つとは誰も言えない。その事は藤原選手が一番わかっているはずだと言う意味も含んでいた。

オートポリスで藤原選手に勝つ。それはHonda、Yamahaのライダーたちだけではなく、藤原選手と同じKawasakiのライダーたちでさえ目標にして来た。そのオートポリスで玉田が藤原選手に勝った。玉田は優勝後のインタビューでこう言った……

「克っちゃんの連勝を止めたのが自分で良かった…..」

この言葉は玉田が藤原克昭選手に送った、「友」を讃える言葉だと思う…..

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