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アジアから世界へ…「夢」をつなげるシリーズ

November 27th, 2012

いやいや、またまた久しぶりのブログへの書込みです。みなさま、お元気でしたか?

今年は自分にとってもアジアロードレース選手権への初参加。清成龍一がSuperSports 600にフル参戦。玉田誠がAsia Dream Cupのプロフェッショナルトレーナーとして参加。自分も6戦中、4戦に足を運びました。

SS600では清成が最終戦で大逆転でタイトルを獲り、Speed of Japanとしても最高の形でシーズンを終えることができました。清成についてはまた今度お話しますね。

今回は玉田誠がプロフェショナルトレーナーとして参加したAsia Dream Cupについてお話します。

昨年のシーズンオフにHondaから、来季のアジア選手権でCBR250Rを使用したクラスを創設する。このクラスはアジア人ライダーを各国からふたり選び、アジア選手権6戦で戦わせ、優秀なライダーには世界選手権などにステップアップできるようにスカラーシップを出す。ここに、玉田をプロフェショナルトレーナーとして派遣し、世界に通用するライダーを育成して欲しいと言うオファーを頂きました。

玉田と亀谷は各レースのプラクティス1で走行もした

このオファーの第一印象は「玉田を派遣したい」と言うことはHondaは相当本気だ。と言うこと。そして、玉田と相談をし、是非やらせて欲しいと返事をさせてもらいました。そして、亀谷長純もプロフェショナルトレーナーとして玉田とタグを組むことが決定。

日本、マレーシア、オーストラリア、インド、インドネシア、タイ、台湾、フィリピンの8カ国から16名のライダーが選ばれ、4月にセパンで行われた事前テストで彼らに初めて対面。幼い顔をしている子もいれば、おじさんみたいな顔をしている子もいる。大丈夫かな?フルフレームのレース用マシンに乗ったことあるのは日本人ふたりとオーストラリア人のひとりのみ。他はアンダーボーンがほとんど。台湾人のふたりはスクーター専門でギア付きのマシンを乗るのは始めて、と玉田、亀谷と心配したものです。

そして、初走行は玉田、亀谷とコースサイドに出て、彼らの走りを見ました。日本から大久保光選手と尾野弘樹選手が参戦。さすがに全日本やヨーロッパで経験を積んでいる子たちと言う走り。でも他の国の子たちは日本人ふたりとの差は歴然でした。一番遅い子はトップと10秒遅れ。1周約1分で周回するセパンのショートコースでです。中にはコーナーを曲がってからシフトダウンする子や、ライン取りがめちゃくちゃな子もいます。玉田に「大変な仕事を受けちゃったね」とからかってたのを覚えています。

このクラスはHonda CBR250Rにダンロップタイヤのワンメイク。タイヤは市販タイヤが使用され、レースウィークを通して使用できるのはウェット用のタイヤを除いて1セットのみ。マシンは各戦の開幕日前日に抽選で決まります。積む燃料の量も違い、本当の意味でのイコールコンディションです。ライダーが連れて来ていいのは、メカ1名のみ。マシンとタイヤは支給され、ライダーの負担は自分とメカの飛行機代のみです。ホテルやホテルからサーキットまで移動するバスも提供されます。

そして、優秀なライダーはシーズンオフにMoto3マシンをテストが出来き、その中で参戦が可能と判断されたライダーにはスカラーシップで来季のスペイン選手権などの海外選手権でMoto3マシンでのスポット参戦ができます。参戦費用が莫大なモータースポーツ界でこのレベルの子たちに「夢」を与えるシリーズは2輪4輪を通して今までなかったと思います。

玉田と亀谷はふたりで話し合い、ライダーたちをふたつのグループにわけて、各コーチが担当。前半戦では日本人ふたりが圧倒的に速く、それを追う子が数名。それが最終戦までには誰が優勝するかわからない混戦状態に。玉田と亀谷がここまで彼らを育てあげたのには正直、関心しました。

初代チャンピオンには大久保光選手、ランキング2位には尾野弘樹選手が今季はなりましたが、他の国の選手がチャンピオンに輝くのはそんな遠い話しではないと思います。

各国から2名ずつ、それぞれの国を代表して、それぞれの国旗を背負って参戦。ビジネスが優先されるスポーツであるモータースポーツでこのシリーズが一番「スポーツ」に近いシリーズだと思います。

アジアから世界へ
その「夢」を叶えるシリーズ
Asia Dream Cup

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