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清成の選択

February 7th, 2012

清成が今季アジアロードレース選手権に参戦することを発表しました。

ステップダウン?他のシリーズでシートがなかったから?などのコメントは国内外ともほとんどなく、まずは一安心と言ったところです。

選手の代理でチーム交渉をするマネージメント側としても、今回は正直悩みました。清成も記者会見で言っていたように、ランキング6位とはいえ、ベストリザルトではなかったBSBでもう一度チャンピオンを獲らせたい。体制はどうであれ、彼に世界選手権にチャレンジして欲しい。彼にとってなにがベストの選択になるのか?しかし、清成本人が一番悩んだと思います。

清成のように海外で活躍する選手の交渉はシーズンの中盤、7月頃から始まります。まずは今季で契約が満了することを様々なシリーズの有力チームやメーカーに伝える事から始まります。通常であれば、夏が終わるころには打診などがくるのですが、昨季は9月に入っても、まったく反応なし。やはり、彼のBSBでの成績が影響しているのかと心配しました。そこで、電話やメールなどで再度攻勢をかけました。

しかし、ツインリンクもてぎでの日本GP直前には打診が来るようになり、BSBのシーズンが終わるころには数シリーズの10チーム以上から正式オファー来ていました。そのオファーはBSBはもちろん、Moto2やMotoGPのチームからもありました。とてもありがたい事です。

Moto2の数チームとは契約金などの提示が合わず断念。MotoGPは今季から始まるCRTマシンでのオファー。優勝はできないレースはしたくない、させたくないと言うことでこれも断念しました。ワールド・スーパーバイクのチームからのオファーは体制の心配から断念。

もっとも多かったオファーはやはりBSBでした。なんと言っても、シリーズのチャンピオン獲得回数最多記録&最多優勝回数を保持している清成です。体制や契約条件などを考慮しながら、最終的にはファクトリー系チームの2チームに絞られて来ました。その一つは、昨季チャンピオンとったチームも入っていました。あとはHondaからのオファーを待って、決めることに。

そのオファーが清成をヨーロッパから呼び戻し、アジアロードレース選手権に参戦させたいでした。正直、オファーを頂いた時は「えっ?」でした。日本メーカー各社が力を入れているアジア。Hondaからはアジア選手権を各国の国内選手権よりも格上に持って行きたい、そしてアジア選手権をアジア人ライダーにとっての世界挑戦への登竜門にしたい。それを実行するのには清成の力が必須だと言われました。

最終的にはこの3つのオファーを清成となんども検討しました。契約条件などは大差はない。あとは清成がどうしたいかでした。清成はやはり、BSBでももう一度チャンピオンを獲ってから違うシリーズへと言う気持ちが強かった。マネージメントとしては、チャンピオンを獲っても、次への保証がなにもないこのご時世。5年後、10年後も考えての決断をして欲しい。2転3転としましたが、最終的に今回のアジア選手権参戦で決まったわけです。清成の最大の決め手はやはり「HONDA」でした。

アジア選手権は6戦。清成は9年ぶりに日本をベースに活動をします。鈴鹿8耐の参戦も含めた他のレース参戦への交渉も継続中です。

今年は辰年。中国人が多く住むアジアでは「龍」の年で、好運を運ぶ「龍」が舞い降りて来る年と言われています。清成「龍」一は今季アジアに舞い降ります!

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