野田くんが引退…..

By Debu Producer, June 4, 2010 12:47 am

今日発表があったけど、野田英樹が引退表明をした。来週開催されるルマン24時間レースが現役最後のレースとなる。明日ルマンへ向けて出発する野田に会いたくて、今日都内でミーティングをした。本当は彼の最後のレースだから、ルマンまで行きたいけど、経費削減の昨今、今回は日本で応援することになる。でも最後だから、彼が出発する前にどうしても会っておきたかった。

実は昨年のルマン24時間には自分も行ったんだけど、行く前に野田に「今回で引退する」と言われていた。発表はレース後にすることも。だから、レースが始まり、フィニッシュが近づくたびに、「もう終わるのか」と思うたびに熱いものがこみ上げてきて、最後のスティントに出て行ったときは涙が溢れ出たのを覚えている。しかし、フィニッシュまであと45分のところでメカニカルトラブル。ピットロードの入り口でマシンは止まり、エンジンルームから出火。自分はピットからモニターに映された野田を見ていたんだけど、その野田がマシンから降り、マシンをピットに戻すためにオフィシャルたちと押している姿を見て、「頑張れ!!」と心の中で叫んだのを覚えている。エンジンルームから出火しているわけだから、ピットに戻れたとしても、修復してレースに復帰できる可能性はほとんどないと言うことは野田が一番知っているはずなのに。引退を決意してたから、どうにか完走をしたいと言う彼の情熱がそうさせたのだろう。そして、マシンがピットに戻り、エンジンルームを開けたが、フュエルホースから出火していたのが判明し、リタイア。凄い重い空気がピットを包んでいた。自分はそっと野田に近づき、「これで引退できないね」と一言。野田はニコっと笑い、「そうだね」と。自分は凄く嬉しかった。不謹慎だけど、リタイアして良かったとその時思った。

何人ものレーサーと関わって来たけど、彼のもつ信念の強さ、ドライバーとして才能とセンス、営業力、そしてひとりの人間として魅力にはいつも脱帽させられる。男の自分が惚れる男が野田である。

野田もそうだし、菊池寛幸や宮﨑敦もそうだけど、20年以上もプライベーターとしてレースだけではなく、資金作りからチーム運営までやり、そしていくつものレースに優勝してきた彼らには本当に学ぶことが多い。そして彼らに共通して言えることは「レースを愛している」と言うこと。だから人生をレースに捧げてきているんだと思う。あまりにもカッコいい。

現役引退と行っても、これからも野田との付き合いは続くわけで、微力ながら彼をサポートして行きたいと思う。来週は彼の最後のレース。日本から応援したいと思う。

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