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今週末の決勝が土曜日の理由

March 12th, 2009

今週のレースは土曜日が決勝。アメリカのインディカーやNASCARは土曜日のナイターレースが多いけど、2輪のレースではここカタールとオランダ・アッセンのDUTCH TTくらい。アッセンは1949年に世界選手権が初めて開催された時からスケジュールに入っているくらい歴史のあるレース。その土曜日決勝の伝統を守っているからだったと思います。ちなみに、この開幕した年に開催されたサーキットでいまだに世界選手権を開催しているのはアッセンのみです。

じゃ、この比較的に新しいカタールでのレースは何故土曜日なのか?それはここカタールでは金曜日と土曜日が週末で、日曜日が週はじめの平日だからなんです。

スケジューリングの話しになったので、余談にはなりますが、年間スケジュールやレースウィークのタイムスケジュールを決めるのにオーガナイザーや主催サーキット以外で大きな影響力を持つものがあります。それはテレビ局です。F1やMotoGP、そしてIndyCarやNASCARなどシリーズに莫大な放映権料を支払って放送しているテレビ局です。

たとえば、IndyCarはツインリンクもてぎでインディジャパンが初開催された2003年は3月の第一週に開幕をし、10月の第3週に最終戦が行われてました。10ヶ月かけて16戦が戦われてました。しかし、2006年には3月の4週目に開幕をして、9月の第2週に最終戦でシーズン終了になりました。今年は17戦もあるのに、同じです。それはIndyCarの放映権をもつABC/ESPNの意向が反映された結果なんです。

ABC/ESPNは昨年まではIndy500の放映権を獲得する条件にシーズン全戦を生中継する契約をリーグと交わしていました。しかし、9月の2週目からアメリカではアメフトが開幕します。一番視聴率が稼げるアメフトです。しかし、ABC/ESPNはその視聴率の稼げる日曜日の昼にIndyCarを生放送しなくてはなりませんでした。そこでシリーズが9月の2週目に終わってくれれば、アメフトを放送できるわけなんです。

インディカーではインディ500のレース開始時刻も午前11時から今では午後1時に変更になってます。これもテレビ局の要望を受け入れたからなんです。これでインディ500決勝に出場して、ナイターで行われるNASCARのペプシ600にダブルヘッダー出場するドライバーがいなくなったんです。11時開始のときはインディ500をゴールし、そのまま自家用機でシャーロットに飛び、ペプシ600に出場するNASCARドライバーいたんですよ。でも午後1時になったとき、物理的に両方の出場が不可能になったんです。

実はスケジュールだけじゃないんです。ルールにも影響しているんです。まず、レーススチュアードはできるだけ赤旗を出さない。それは生放送で予定されている放送予定時間内にレースを成立させたいからなんです。生放送と録画では放映権料もかなり違ってきますから。今年ワールドスーパーバイクでも採用されたフラッグトゥフラッグ。ドライコンディションでレースが開始して、途中で雨が降ってきても、ウェット宣言するだけで赤旗は出さない。その代わりにレース中にウェット宣言されればライダーはいつでも好きなときにピットインして、Tカーに乗り換えることができると言うルール。これも生放送時間内にレースを成立させると言うことが一番の理由です。

まぁ、もちろんテレビ局が影響力を持つのはモータースポーツだけではなく、他のプロスポーツもそうなんですよ。プロ野球でもできるだけ遅延プレイはしてはだめと言うのもそうなんですよ。

あっ、この記事書いたらまずかったかな?クレイム来たら、削除しよ☆

Comments

One Coment

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  • y.o says on: March 12, 2009 at 12:05 pm

     

    なるほど~。

    持ちつ持たれつってゆうやつですね。

    でも、その中で、メディアとレースの現場の方は、
    エキサイティングを届けてくれているわけで。

    ありがとうございますm(__)m!!

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