絶好調の清成。第4戦から出場したレースはすべて優勝。まぁ、第4戦のレース2は記録では出場していないから、そう言うことにして。しかも第5戦はポールポジションからスタートをし、決勝レースはすべてファステストラップを記録しての優勝。パーフェクトウィンだった。
ご存知のとおり、第4戦の直前に清成に第一子である光馬が生まれた。時同じくして、髪を丸坊主にもしている。こう言った話題に海外メディアが食いつかないわけもなく、勝ってに「ラッキー・ベイビー」だ「ラッキー・ヘアスタイル」だと騒いでくれる。こう言った話題は大歓迎だけど、さすがに問い合わせがくるのはちょっと。
「清成はどっちだと思ってる?」「丸坊主は続ける?」とか何人かのヨーロッパ人メディアからメールが来た。一番びっくりしたのは、あるイギリス人ジャーナリスト。「レース中はベイビーは起きている?それとも寝ている?」そんなこと知るわけもなく…..
いちいちそれらのメールに返信しているのも面倒だから、ここで言わせてもらいます。「そんな事は知りません。清成の実力だと思う人はいないのでしょうか?」
…….あっ、このブログは日本語だから読めないか。遠藤さんだったら、読めたのに…..
今日発表があったけど、野田英樹が引退表明をした。来週開催されるルマン24時間レースが現役最後のレースとなる。明日ルマンへ向けて出発する野田に会いたくて、今日都内でミーティングをした。本当は彼の最後のレースだから、ルマンまで行きたいけど、経費削減の昨今、今回は日本で応援することになる。でも最後だから、彼が出発する前にどうしても会っておきたかった。
実は昨年のルマン24時間には自分も行ったんだけど、行く前に野田に「今回で引退する」と言われていた。発表はレース後にすることも。だから、レースが始まり、フィニッシュが近づくたびに、「もう終わるのか」と思うたびに熱いものがこみ上げてきて、最後のスティントに出て行ったときは涙が溢れ出たのを覚えている。しかし、フィニッシュまであと45分のところでメカニカルトラブル。ピットロードの入り口でマシンは止まり、エンジンルームから出火。自分はピットからモニターに映された野田を見ていたんだけど、その野田がマシンから降り、マシンをピットに戻すためにオフィシャルたちと押している姿を見て、「頑張れ!!」と心の中で叫んだのを覚えている。エンジンルームから出火しているわけだから、ピットに戻れたとしても、修復してレースに復帰できる可能性はほとんどないと言うことは野田が一番知っているはずなのに。引退を決意してたから、どうにか完走をしたいと言う彼の情熱がそうさせたのだろう。そして、マシンがピットに戻り、エンジンルームを開けたが、フュエルホースから出火していたのが判明し、リタイア。凄い重い空気がピットを包んでいた。自分はそっと野田に近づき、「これで引退できないね」と一言。野田はニコっと笑い、「そうだね」と。自分は凄く嬉しかった。不謹慎だけど、リタイアして良かったとその時思った。
何人ものレーサーと関わって来たけど、彼のもつ信念の強さ、ドライバーとして才能とセンス、営業力、そしてひとりの人間として魅力にはいつも脱帽させられる。男の自分が惚れる男が野田である。
野田もそうだし、菊池寛幸や宮﨑敦もそうだけど、20年以上もプライベーターとしてレースだけではなく、資金作りからチーム運営までやり、そしていくつものレースに優勝してきた彼らには本当に学ぶことが多い。そして彼らに共通して言えることは「レースを愛している」と言うこと。だから人生をレースに捧げてきているんだと思う。あまりにもカッコいい。
現役引退と行っても、これからも野田との付き合いは続くわけで、微力ながら彼をサポートして行きたいと思う。来週は彼の最後のレース。日本から応援したいと思う。
先週末、キャドウェルパークで開催されたBSB第4戦で清成が見事レース1で今季初優勝をした。
自分は所属選手のセッション後に電話して、状況を聞いているんだけど、選手によってすぐに出る人、中々出ない人とまちまち。清成はわりとすぐに出ない方かな?まぁ、この日も決勝レース2が終わるまで連絡が取れずにいた。
決勝レース2は残念なことにピットから出ていったアウトラップでマシンが壊れ、棄権した。でもやはり優勝したので、かなり喜んではいた。会話が終わり、レポートを書くかなんて思っていた。チームの広報サイトにアップされている画像のチェック。あるある、表彰台の真ん中にたつ清成。いいね、と思っていたら…..あれ?なんか雰囲気が違うな?
良くみると、なんと清成が丸刈りになっているではないか?外人ライダーは多いけど、日本人はあまりいない丸刈り。修行僧に見えて….
翌日になると、いろんなメディアやうちの所属選手から、なんで丸刈りになったの?って問い合わせが。たしかに、なんでだろう?玉田や加賀山だったら、おれも真っ先にどうしたの?って聞いただろうけど、ここは清成。ちょっとしたことでは驚かないなんだよね。
でもどうしてだろう?子供が生まれたから?心機一転?優勝に向けての意気込み?まさか、出家?問い合わせが来る人たちにもそれぞれの予想があったりして、直接清成に聞いてみた。以下がその会話:
C「丸刈りしたでしょう?」
清成「あ、しました」
C「なんでしたの?みんな気になっているよ?深い意味あるの?」
清成「切りたかったからです」
C「・・・・・・」
やっぱり清成は清成であった…..

Photo by Ron McQueeny
みなさんはどうゴールデンウィークをお過ごしですか?自分は加賀山と清成が出場しているBSBはもちろん、MotoGPやインディカーもあり、日本にいながら時差ボケです。。。
MotoGPと言えば、週末スペインで開催されたレースはどれもいいレースでしたね。開幕を優勝した富沢選手。海外では人気急上昇らしいですが、今回のポールポジションで彼が「本物」だと言うことは証明されたでしょう。裕紀は惜しくも表彰台を逃しましたが、ふたりで表彰台に立つ日はそう遠くないでしょう。
BSBの方はイギリスも月曜日が祝日のため、今日が決勝。清成、加賀山ともに2列目からのスタートですが、こちらもふたりで表彰台に上ってもらいたいです。
アメリカではインディカー・シリーズ第5戦がカンザス・スピードウェイで開催されました。今季インディカーには武藤英紀選手と佐藤琢磨選手が参戦しています。この第5戦は今季初のオーバル。そして、佐藤琢磨選手にとっても初のオーバル挑戦となりました。レース終盤に武藤選手と佐藤選手が5位、6位で表彰台寸前で走っていたので、手に汗を握って応援していましたよ。まさかの日本人ドライバー同士での接触で残念な結果に終わりましたが、いいレースをふたりともしたと思います。
実はこのカンザスにロジャー安川も参戦していたんです。佐藤琢磨選手のスポッターとして。現役ドライバーがスポッターを努めるのは善し悪しがあるのですが、ロジャーは応用力が優れているので、最適だと思います。ロジャーがスポッターだからオーバル初挑戦の佐藤琢磨選手があの走りを出来たと、ロジャーのマネージメントをしている自分としては言いたいところですが、オーバル初挑戦であの走りをできた佐藤選手のセンスに良さに驚かされました。オーバルはとても深いレース。簡単に見えますが、人が言ったからといい走りができるレースではないんです。ロジャーは自分が参戦しないオーバルは今後も彼のスポッターとして参戦する予定です。
がんばれ!日本!
来週開催予定だったMotoGP日本GPが中止になったようですね。原因はアイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山が噴火。それが原因でヨーロッパの空路は麻痺状態。チームが日本に来れないのが原因。マシンや機材はカタールから空路に乗って、日本に向ったけど、スタッフやライダーは一時ヨーロッパに帰国したから、来れないらしい。ドルナは秋のオーストラリアとマレーシアの間の週に延期とヨーロッパのメディアには伝えているらしいけど、この頃は茂木でのインディの直後、鈴鹿でのF1直前とモビリティランドのスタッフいっぱいいっぱいのはず。ましてやすでに決まっているイベントもあるから、もし本当にそうなったら、大変だろうなって余計な心配をしています。
今週末、上海でF1が開催されたけど、ウィリアムズのスタッフから電話が来て、帰れないんだけどいい方法はないって聞かれた。ヨーロッパが麻痺しているわけだから、日本からでも無理なのに、焦っているのだろう。
実は影響は彼らだけではない。来週オランダで開催される予定のワールドスーパーバイクにも影響が出ている。ヨーロッパは今、空路が麻痺している影響で陸路も大渋滞らしい。だから、チームもいつもより早く出ることにしているとの事。心配なのは加賀山の出場。ヨシムラ・ジャパンからスポット参戦する予定だが、ヨシムラのスタッフやメカが日本を出発できるかが不明な状態。
ちなみに玉田はトレーニングを兼ねて、先週から藤原克昭選手が住んでいるバルセロナにいる。明日、イタリアに戻ってチームと合流する予定だったが、イタリアもスペインも空港は閉鎖されてしまった。
ニュースで見る限りは、火山の噴火はまだ収まる気配がないらしい。ヨーロッパに行ってなくて良かったとつくづく思っているのである。